親子写真大撮影会(08/03/22)

ワークショップ開催レポート 08-0322B
親子写真大撮影会 -自分で撮って分かる、親子のつながり-
日 時
2008年3月22日(土) - 23日(日)
内 容
写真家のブルース・オズボーンさんと一緒に写真撮影を学びます
オズボーンさんは、25年にわたって「親子」の撮影をライフワークにしてきた気鋭の写真家。また、HITACHI、ホンダ、PARCOのCMを手がけるなど、多方面で活躍されています。今回のワークショップでは、親子や友達同士など、人と人の目に見えないつながりを写真にする技術を学びます。また、個人のセルフポートレイトや参加者同士でのフォトセッションも。プロの技術を学びましょう!
講 師
ブルース・オズボ−ン(フォトグラファー)
1980年の写真展「LA Fantasies」をきっかけに日本での活動を本格的に開始。1982年から始めたライフワークの「親子」写真は今年で26年。撮影した「親子」の数は 1000組を超える。2003年より“7月の第4日曜日を親子の日に”と呼びかけたソーシャルアクションに多数の共感を得、年々大きなイベントとして成長し続けている。写真展は、外国人特派員クラブ、金沢21世紀美術館、愛・地球博園内愛知県児童総合センターなど、各地で開催。2004年より葉山在住。葉山の美しい風景にインスパイアーされ、数々の新作が誕生した。

Bruce Osborn Photography → http://www.bruceosborn.com/
親子の日 公式HP → http://www.oyako.org/

ワークショップ開催レポート/1日目
写真を通じていのちのつながりを見つめる
25年以上、親子の写真を撮り続けているブルースさんが「親子の日」というソーシャルアクションを始めたきっかけは、親子という切っても切れない縁、最も根本的な関係そのものを写真として残して欲しいという想いからでした。遡ることのない時間の中で、大切な親子のつながりを捉え、その一瞬一瞬を大切に残して欲しい。コミュニケーションを通じてその想いをカタチにして欲しい、というブルースさんの想いをみなさんとシェアするために今回ワークショップをすることになりました。
天気もいいし、外に出て撮ってみましょう
今回のワークショップの参加者は赤ちゃんから曾孫さんをお持ちのおばあちゃままで、年齢層がとても広く、はじめから和やかな雰囲気で始まりました。春のような暖かな空気だったので、早速ガーデンでの撮影会がスタート。プロ顔負けの機材で写真を撮られていたお二人は、すぐにブルースさんに撮影方法のレクチャーを受けていました。また、お子様連れの家族はガーデンでのんびりとお日様を楽しんでいました。
ほんとうに大撮影会
2才半の女の子と10ヶ月の男の子、この2人が当日は大活躍。ご家族はもとより、みなさん張り切って撮影をされていました。なにしろ天気がよかったので、子どもはのびのび楽しそうに走り回り、それをカメラを持った大人が追いかけるという「セレブとパパラッチ」状態が延々と続きます。

原っぱや森の中、畑や温室といろんな場所へ思うがままに飛んでいく子どもたち。スタジオの中では撮れない表情がいろいろと飛び出してきます。やっぱり子どもは自然の中で思いっきり遊ばせてあげたいですね。改めて子どもを育てる環境について深く考えさせられました。こんなにも自然な子どもを小さな部屋に閉じ込めておくのはもったいない、という気持ちになりました。外には無限の空間がある訳ですしね。

親子のつながり
さて、時間もどんどん過ぎていってしまうのが撮影会の恐ろしいところなのですが、時間と共に参加者のみなさんの中にも変化がやってきたようです。それまでは、やっぱりクロースアップで子どもの表情とか仕草を捉えていたのに、しばらくしてから(これは写真を整理していて、やっと気づいたのですが)みなさん、1歩ひいてカメラを構えたのでしょうか、親子やお仲間と一緒に会話していたり、遊んでいる自然な雰囲気のシーンがたくさん写っていました。気のせいか、写真もどんどんと自然体になっていったように思いました。

本当にすてきな親子写真がたくさん撮られた午後でした。水で遊び、落ち葉で遊び、ハンモックで遊び、最後には道をはさんだ山中湖までハイキング。そこでも写真の撮影は続きました。みなさんカメラのメモリがいっぱいになるまで、撮り続けました。本当にすごい集中力でした。楽しいと時間があっという間に過ぎてしまうものですね。

熱心なブルース先生!
屋外から戻り、部屋で少しは休憩するのかと思いきや、ブルースさんはみなさんの作品をひとつ1つ見て回り、各参加者のみなさんに撮った写真の加工技術やカメラのセッティングなど、個別でアドバイスをしてくださいます。今回は写真技術がいろいろなレベルの集まりだったので、その1人1人に合わせて、必要なアドバイスを。ユーモラスな先生でとても楽しい勉強の時間でした。奥様のよしこさんも、いろいろと面白いお話でみなさんを楽しませてくれました。このお2人から楽しい写真が生まれてくるのは、技術の下地コミュニケーションがとても上手だからなのかな、と思ったりしました。

食後は今までの作品や親子写真、親子の日などの写真を紹介しながら、面白いエピソードなどを聞かせてくださいました。ゆっくりとコーヒー(ワイン)を飲みながらのリッチなスライドショー。すてきな音楽と映像を楽しんだ後は、みなさんお疲れのようでしたので、早めに解散。コテージでのんびりすることにしました。明日は早起きしましょう!

ワークショップ開催レポート/2日目
朝は温泉そっちのけで、撮影に行きました
このVIVA!のワークショップ、1月からの恒例オプション「紅富士と朝風呂(※以前のレポート参照)」も今回はお風呂に入るよりも写真を撮りたいというご希望にお応えして、早朝から三国峠や長池あたりからの富士山の撮影となりました。三国峠からは富士山と山中湖を見下ろし、遠くには北岳を含む南アルプスの山々がはっきりと見えました。3月も終わりになると日の出は5時半ころですから、紅富士を温泉で見ることはできなそうです。(紅富士の湯は6時オープン)朝食前の軽いドライブを楽しみました。
ブルースさん撮影のグループ写真
とうとう最後の日、みなさんで集合写真を撮ろう!ということに。普通に並んで撮るのかと思ったら大マチガイでした。みんなで輪になって地面にカメラを設置。セルフタイマーを押したら、みんなでぐるぐるまわります。「わー!!」なんて言っている間にパシャ、面白い写真ができました。こんな撮影の仕方もありなんですね。ブルースさんの写真がいつも楽しそうな雰囲気なの、とても納得です。
みなさんの作品展
実は初日の夜に集めた参加者の撮影データから、夜のうちにブルースさんが編集をした(すごい量の写真だったんですが)ショートフィルムを上映しました。音楽はブルースさんのご友人のおおたか静流さんの曲にあわせて。なんだか1日前に起きたこと、撮った写真だと思えないくらい印象深い、記憶の中にぐぐっと強く埋め込まれるような映像でした。1枚の写真のつながりなのに、見せ方だけで、どうしてこんなに思い出を強く焼き付けることができるのか不思議でした。もちろん、フィルムが終わった後は拍手喝采。じーんときている方もいたようです。

ショートフィルムの後は、またブルース先生の写真教室。1日目よりも深ーいお話をしてくださいました。参加者の方が持ってきたイメージを加工して、面白く見せるようにしたり、みなさんとても興味津々でパソコンの画面に釘付けでした。

みなさんの作品展(WEB版)
2日目で撮った中でたくさんの傑作が生まれました。ここで少しだけ紹介します。
(イメージをクリックすると大きい画像が見られます)
最後はみなさん、写真の技術もですが、ワークショップという場でいろいろな体験とアイデアの共有、交換ができてよかったよ、という感想をいただきました。
本当に2日間だけでしたが、家族のような暖かい雰囲気の中、いーっぱい温かい写真を撮って、いろいろなお話をして、ブルースさんとよしこさんのカメラに対する姿勢を学び、感動を分け合い、なんだか終わってしまうのがもったいないようでした。

みなさま、本当におつかれさまでした。楽しい時間をありがとうございました。また会いましょう!

竹内 ゆういち(VIVA! BeGood School)